2012年2月8日水曜日

コラム 「アートを考える」 vol.2

※このコラムは2010年の琉球新報、おきなわ美術コラム「視線」に掲載されたものです。

2010年に入って「鷹野隆大/イキガー」、今月20日からは「石川真生/ライフ・イン・フィリー」とギャラリーとしては珍しく写真展が続いている。だからという訳ではないが、ここ数年県内の写真家や、写真家を志す若手まで活発な動きが感じられる。昨年の写真甲子園では県立南部工業高校の優勝、県立真和志高校の準優勝と華々しい成績をあげ、県勢が毎年のように好成績をおさめている。また写真誌「LP」(年4回発刊)では編集スタッフの並々ならぬ写真への情熱がうかがえ、最近発刊された仲里効著書「フォトネシア」は特異な沖縄写真論として復帰前後に押し寄せた「写真家」、「写真」、「沖縄」、を批評し次代の若手にあてたメッセージとも感じとれる。ここでは詳細についてふれないが、今年は県内各所でも著名な写真家の展覧会が幾つか予定されていると聞く。

2011年9月16日金曜日

コラム 「アートを考える」 vol.1


「コザをアートエリアに」と聞いて十人十色の反応があるでしょう。既にアートなエリアでは?エイサーじゃないの?音楽は? 。そもそもアートという言葉自体が多様化し、アーティストという言葉も幅広く使われる今では、一体どんなエリアになるのかイメージ出来ない方がほとんどではないか。仮に、一部からアートエリアと呼ばれるようになったとしても、首をかしげる方の方が多いかもしれません。