2012年1月10日火曜日

gallery ラファイエット

沖縄市中央パークアベニューに移転、再開したgalleryラファイエットを訪ねて、お話を伺ってきました。オープニング企画となった石川真生展、そのあとに続く、石垣克子展では、県内外からたくさんの方が訪れ、作家とそれを鑑賞する人々の感性が交差し、交流が生まれる「場」となりました。


ギャラリストとして、10年以上の経験を持つオーナーの秋友一司(あきとも ひとし)さんにお話を伺いながら、インタビューをまとめました。秋友さんは 「沖縄」という場所で表現する作家の可能性を信じ、社会や地域との架け橋となるべく活動されているそうです。今後は県内の若手作家を紹介したり、オーソドックスな絵画や焼き物などの展覧会も展開していきたいとのことでした。


まず初めに、秋友さんのプロフィールを教えて下さい。

1968年 大阪生まれ。
1988年 大阪の画廊に勤務。
1996年 沖縄に移住。
1997年 リウボウ美術サロンに勤務。
2000年 独立し、ギャラリーラファイエットをオープン。
2001年 ギャラリーラファイエットでの企画展をスタート。

これまでに開催した主な展示会として、國吉清尚、山城知佳子、平敷兼七、石川真生、真喜志勉、大嶺政寛などの個展があります。



今回、沖縄市でギャラリーを移転、再開するきっかけとなったのは何ですか?

2000年にgalleryラファイエットをオープンし、はじめてコザにギャラリーを移転したのは2008年5月でした。きっかけは、当時那覇の新都心でギャラリーをしていましたが、家賃の上昇がはじまり、より広いスペースで家賃が安いところを探しはじめた頃に、知人の紹介でパルミラ通りの物件を紹介され、移転を決めました。



 
物件を選んだポイントは何でしたか?


2階の物件ではあるものの、広さと家賃が大きな決め手です。ほとんどの空き店舗の場合、壁や天井が貼られ、しかもシロアリや湿気でそのまま使用するには問題が多いのですが、今回の物件は、壁、天井、床も問題が少なく、内装に際して、解体工事や産業廃棄処分にかかる経費を抑えられるというメリットがありました。また、上階の為の水道管が屋内にあることが多いのですが、それが無かったので、水漏れ等のリスクもないと思ったからです。ただ、トイレや上下水道設備までも無かったので、当初の家賃から値引きしてもらい、そこに掛かる費用を自己負担しました。


 
オフィスブラッドのサポートについて感想を聞かせて下さい。


空き店舗の紹介から、簡易なリフォームまで施行していただけるのは助かりました。もともとこの物件は入居者募集の張り紙も無く、一見すると空き店舗とは気付きませんでした。ですが、家主さんを探しだし、物件内部を見るために案内していただいたり、内装に関してのアドバイスをいただけたりと、入居希望者にとっては、心強いサポートでした。



 
その他に、お知らせや展示会情報などはありますか?


昨年11月3日のオープン以来、石川真生写真展「日の丸を視る目」、石垣克子展「コルクのひととき」などの展示会を開催しました。

石垣克子展「コルクのひととき」でのインスタレーション
石川真生展「日の丸を視る目」では、子供ものびのびと自由に鑑賞

2012年2月に、同じくコザにアトリエを構えた、吉濱翔さんの初個展を予定しています。今後の展示会は、ブログ等でお知らせしますのでそちらをご覧下さい。


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galleryラファイエット
〒904-0004  沖縄県沖縄市中央4-1-3・2F
TEL:098 937 3918
Mail:rougheryet@gmail.com
Blog: http://rougheryet.blogspot.com/
Facebook: Akitomo Hitoshi
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(写真/インタビュー 内間直子)


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