2011年12月7日水曜日

アーティスト・イン・レジデンス/斉藤幹男さんのレポート

東京で活動するアーティストイニシアティブ「コマンドN」が行っている、日本国内巡回型アーティスト・イン・レジデンスプログラムの一環でコザの「Zスペース」に滞在されていた、北海道出身のアーティスト斉藤幹男さんの滞在レポートがご覧になれます。


アーティスト・イン・レジデンスという言葉に馴染みが無い方も多くいるかと思いますが、この制度は、アーティストが一定期間滞在し、創作活動や発表ができる施設や機関の名称を指しています。制作のための支援やワークショップ、即興でのパフォーマンスなど、国際交流や文化振興など、施設やプログラムによって、目的はさまざまで、日本各地でも幾つかの施設があり、アートを介した地域の交流としても大きな役割を担っています。

アーティストにとっては、そのレジデンス滞在歴が展覧会歴や受賞歴と同様にキャリアの評価基準という一面をも持つようにもなりました。欧米での成果などから、日本でも近年になってこの事業に取り組む地方自治体が現われはじめたようです。しかし、まだまだ数的には事例が少なく、情報の公開も遅れを取っていて、これからさらに可能性を広げていく支援制度でもあります。

アーティストがその土地を訪れて、数日間滞在することによって、実際に見たり、聴いたり、経験し、そこからインスピレーションを得て、新しい作品を生み出したり、現地の人々との交流を生む「きっかけ」となっています。

パルミラ通りと一番街の間にある「Zスペース」は、ワークショップ「コザ キャッチ&リリース」を経て結成された、 さまざまなジャンルのアートやアーティストを「ゆるく」繋ぐネットワークano(art network Okinawa)のメンバーによって運営されています。

anoは2007年末から活動を始め、その拠点となる「Zスペース」は、県内よりも県外、海外で口コミによって広く知られ、穴場的な存在でもあります。


 
斉藤幹男さんの滞在中に作品紹介を兼ねた映像上映会がZスペース屋上にて開催されました。

石垣克子さんのアトリエKAIGA

佐藤大地くんと大塚泰生くんのone's room

吉濱翔くんのspace tropical

オフィスブラッドの拠点となる「カラーズハウス」
沖縄クリエイターズビレッジ構想をもとに、この沖縄アートプロジェクトを展開している事務所で、カフェや土曜日のパルミラ通りでのカレー販売、紅型のワークショップなども行っている多目的スペース。

 斉藤幹男さんを案内しながら、交流を深める吉濱くんやコザに集まる人たち

斉藤さんも訪れた前島アートセンターの解散式では、オフィスブラッド代表秋友かんなからもスピーチが

そして、Zスペースの管理人を努める「さとまん」さんからも

さらに詳しい斉藤さんの沖縄滞在レポートは、コマンドNの活動レポートブログでご覧になれます。コザを拠点に活動している私たちも知らなかった新しい一面や沖縄のアートシーンを垣間みることが出来ました。

斉藤さんから「また、来年も何か企画を作って訪れたいなと思っています。」と連絡を頂き、このレジデンスを通してできた「つながり」が、今後も継続して発展していくことを楽しみにしています。

(写真提供/斉藤幹男・文/内間直子)


Okinawa ART PROJECTでは、スタジオやレジデンスなど、沖縄市一番街周辺で、制作の拠点となるスペースを探している方を募集しております。興味のある方は、お気軽にご相談ください。

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